Crystal Heart



  • 11・異変

    11・異変

    約束とか、使命だとか、そんな言葉を使っていたものの、本当の所はもっと単純な事だった。俺はただ・・・『マナに会い…

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  • 10・落花流水

    10・落花流水

    「マナっ・・・!!!」 飛び起きると、窓に留まっていたであろう小鳥が慌てて飛び立ち、小さな羽音が遠ざかっていく…

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  • 9・父と母

    9・父と母

    父親の名前は、ギリアン・イングラム。代々皇国の軍事に関わる事柄を担ってきたイングラム家。先の戦争により先代、俺…

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  • 8・レポート

    8・レポート

    森の中に軽快な足音が響く。その巨体からは考えられないほど軽い音だ。全身で風を切り、猛スピードで駆け抜けていく。…

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  • 7・禁忌の研究

    7・禁忌の研究

    「なんで、人が・・・」 ファウヌスは腕組みをして眉間に皺を寄せる。 「人でもないよ。ヒトに成れなかった、人形じ…

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  • 6・森の遺跡

    6・森の遺跡

    真宵の森に入ってから、どのくらいの時間が経ったのだろう。朝日と共に目覚め、その日一日の食料を探し、食べ、夜にな…

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  • 5・マナの過去

    5・マナの過去

    「しかしうまい具合に適応したもんだのう」 カラカラと小気味よい笑いを上げながら、ファウヌスは言った。 「こうも…

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  • 4・再会

    4・再会

    ――パチパチと薪の燃える音が聞こえてくる。一本の薪がコトリと音を立てて崩れた。トントントンとリズミカルに叩く音…

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  • 3・旅立ち

    3・旅立ち

    皇国騎士団第三師団に与えられた詰所は、修練場の隣にあった。団員達の鍛錬の声と、木剣を打ち合う音が絶えず響き、常…

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  • 2・約束

    2・約束

    俺がまだ、初等学級に通い始めたくらいの話だ。その頃にはもう、親父は国の英雄として讃えられていて、それが自分の事…

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